2024年冬号 No.201 社長ハロー通信より

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社長の田嶋です

  未来のお話

 今年も年末年始が来ました。令和になったのがついこの間だと思っていましたが、気づいたら令和も5年が過ぎ6年目に入っていきます。あまりの時間の速さに驚くとともに、この間いったい何をやっていたのだろうかと思います。子供であれば小学校1年生に入学する子が6年生になろうかという期間で、多くの経験を重ねて心身ともに大きく成長するところです。しかし大人の私は令和になったのがつい2~3年前の事のようで、令和になってから何をしてきたか思い出そうとしても思い出せません。ただそれは人生がつつがなく過ぎて、日常に追われながらも平和で充実した日々だったからだと思えば、それもまた良しと思えます。今月は年頭にあたり過去を振り返り、向こう1年とかもっと先まで、どのような未来が待っているか予想してみました。

 この1年を振り返ると世界の大きな流れではコロナが終息し経済に活気が戻って来ましたが、ウクライナでは終わりの見えない争いが続き、パレスチナでは新たな争いが勃発し、総じて世界の先行きの見通しはあまり良くないものとなっています。これらの要因から日本では物価高騰が生活に影響を及ぼしているのは皆さん実感しているところだと思います。今後、世界各地の紛争がさらに広がって日本も巻き込まれて第三次世界大戦になって、なんていう未来は絶対に避けたいですが、身近な物価高騰は今後も避けられず、過去30年近く物価上昇がなかった事を考えると、ある意味やむを得ないかなとも思います。経済の原則からすると適度な物価上昇と賃金の上昇が相まって経済規模が緩やかに拡大していくのが良いモデルケースと言われているため、過去10年近くにわたって政府や日銀は年2%程度のインフレ目標を掲げていました。なので、物価高騰対策(選挙対策?)でお金をばらまいたり様々な控除や補助金を拡充したりして物価の「高騰」は収まったとしても、「上昇」は続くと思った方が良いです。

 そうすると、ここからは不動産屋が言う事なので話半分で読んで頂ければ良いのですが、単純にお金を持っているよりも不動産を持っていた方が、勝手に価値が上がるので有利になります。もっとも少子高齢化で需要が減少しているので過疎地とか駅や学校が遠い不便なところは値段が下がりそうですけど、建築やリフォームのコストが今後も上がり続けそうなので、どうせ買うならのんびり構えずさっさと買った方が今は良い気がします。

 あとは日本の少子高齢化は経済の先行きの見通しが付かない(不景気が続く)限り好転する気がしないので、近い将来「後期高齢者」という言葉が無くなる気がします。年金支給が75歳からになり、74歳までは「現役世代」として国とかあてにせず、みんな自分や家族の人生は自分たちで何とかするしかない気がします。こう書くと将来はディストピアが待っているように思えますが、それでも日本の社会システムは世界の中ではかなりまともな方だと思います。世の中がどんな世界になっても、いつまでも自分の事をあてに出来るよう、それぞれ健康に留意して無理せず長生きを心がけるのが大切かなと思います。