2026年冬号 No.210 社長ハロー通信より

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田嶋崇之です

四半世紀
 年末年始を迎え、いよいよ2026年に入ります。気が付いたら2000年代に入って、もう25年(四半世紀)が過ぎたことになります。私個人の感覚でいうと2000年とか2001年なんて、ついこの前みたいな感覚で、まだ全然最近だと感じる感覚です。最近は若い世代の間でY2Kファッションとか言って2000年頃のファッションが流行っているらしいですが、流行が1周まわって戻ってきたみたいなもので、それだけ時間が経過して浦島太郎みたいな感覚です。タンスの中にはリアルY2KファッションのTシャツとか眠っていてメルカリとか出したら売れそうな気がしてきました。 このY2Kという言葉は当時、2000年を迎えた瞬間に世界中のコンピューターで内部時計が1900年と間違えてバグるみたいな予測があり、そこから出てきた言葉です。コンピューター関係の仕事の方がたくさん徹夜で待機していた、なんて思い出があります。私がまだ小さな子供のころからノストラダムスの大予言で「1999年にアルマゲドンが起きて世界が終わる」なんて言われていて、それにちなんだ映画もたくさん作られました。しかし結局何もなく、Y2K問題も結局何もなく、わりとすんなり時代が推移していった印象があります。2000年までが20世紀で2001年からが21世紀で、そんな世紀の移り変わりの時期に時代を振り返るテレビ番組とかやっていた気がします。子供のころは遠い未来で期待や不安に満ちた21世紀でしたが、その2001年も迎えてみればあっけなくて拍子抜けした覚えがあります。それが9月11日、ニューヨークのワールドトレードセンターに飛行機が突入したニュースが世界を駆け巡り、時代が変わった気がしました。あれが終わりの始まりで、戦争を終わらせるための最後の戦争(アルマゲドン)が始まったのではないかと思うことがあります。時代の流れの見え方はさまざまですが、いずれにしても期待と不安をもって過ごした2000年前後からもう四半世紀も経ったのかと思うと、自分だけ何も変わらず成長もせず時代に取り残されたような気もします。こんなに早く四半世紀が過ぎると次の四半世紀もあっという間に迎えそうな気がしてきました。
 

 その一方でこんな風にも感じます。私が生まれたのは1973年で、第二次世界大戦が終結した1945年から四半世紀ちょっとの、まだ28年しか経っていませんでした。今の私は四半世紀前を「ついこの前」みたいな感覚でいますが、私が生まれた頃に現役世代だった人たちにとって「ついこの前」が未曽有の災禍に世界中が巻き込まれた第二次世界大戦だったのかと思うと、この事実に愕然としてしまいます。
 

 漫然と日常を過ごしていると、あっという間に次の四半世紀を迎えてしまいますが、その間に戦争を終わらせるための最後の戦争がエスカレートしていって、みんな気が付いた時にはゆでガエルみたいになっているのかも知れません。そうはさせないために漫然と過ごすのではなく、しっかり前を見据えて、周りの状況をよく理解して、世の中がより良くなるよう、新しい一年を過ごしていきたいと思います。