2022年夏号 No.195 社長ハロー通信より

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社長の田嶋崇之です

くだらない話

 季節は春から夏へと向かいコロナ禍はだいぶ落ち着いて、そろそろちゃんと世の中を回して行こうという雰囲気が出てきた気がします。新たにサル痘なんてものも出てきてまだまだ油断は出来ませんが、足元の経済の事を考えてもいつまでも立ち止まっている訳にいかないのが現実だと思います。

ヨーロッパに目を向けるとロシアによるウクライナ侵攻はまだ終わる気配がなく、むしろ長引きそうな感じです。ロシアが自らの主張を変えないのであれば対立する国々は東西冷戦時代のように国交を断絶すれば良いのに、天然ガスの輸入をやめられないとか、なかなかそうも行かないみたいです。エネルギー問題は人々の生活に直結するので簡単ではないのでしょうけど、何よりその利権にあやかっている人たちの方が問題に感じていてロシアとの繋がりが断絶されると困る人たちが一定数いるのではないかと思います。ヨーロッパ諸国を中心に環境問題に熱心な国々では二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電を悪いエネルギー源として取り上げ、飛行機よりも電車などでの移動がスマートだと喧伝されていますが、その文脈で言えばロシアからの天然ガスは血塗られたエネルギー源なのだから、今すぐ利用をやめるべきだと思います。

コロナ禍の影響もあり行き過ぎたグローバリズムが是正され、多くの国で経済や外交防衛で他国の影響を受けにくいよう自立する動きが出てくる気がします。しばらくは資源やエネルギー、食糧などが世界的に高騰して経済が混乱する場面が続く気がしますが、戦争に巻き込まれて人生を台無しにされたり亡くなられたりした人たちを想えば、そこは受け入れて乗り越えていかないといけないと思います。

こうして見たくもない現実を見てこんなことばかり考えていると何だか何もやる気が起こらなくなるので、あえてニュースソースに触れないようにしてユーチューブなどでくだらない動画を見るのが日課になっています。で、最近ハマっているのが「パリピ孔明」です。

これは三国志時代の名軍師、諸葛孔明が現代の渋谷に転生してパリピ(パーリーピーポー・パーティーピープル)になる、と言う、字に著しただけでくだらなさが際立つ様な今シーズンのアニメです。名軍師としての采配を振るって売れない歌手をヒットさせるサクセスストーリーで、特にオープニングテーマ曲の「チキチキバンバン」は中毒性があり、ずっと頭の中をループしています。昨年あたりは同じくアニメの「ギャルと恐竜」にハマり、くだらないけどほっこりする内容に癒されました。この手の何も考えないで楽しめる大人向けアニメに一定の人気があるのは、それだけみんな世の中のあれやこれやに疲れているのだと思います。

早く世界に平和と安定が戻り、皆が楽しく、この世の春を謳歌できるときが来ることを切に願っています。