2022年2月号 社長ハロー通信より

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社長の田嶋崇之です

車の話

 新年になり今年はコロナ禍が終息し明るい年になればと思っていたら、逆に感染が今までにないくらいの勢いで拡大し、もうやれやれという気分ですね。こんな時は小難しいことを考えて書くよりも好きな車のことでも書こうと思います。

 昨年の年末に自分用の営業車を買い換えました。それまではホンダのH-RVという20年位前のSUVを使っていました。コンパクトなボディなのに四角い平面的な形で室内が意外に広く、今どきの車と違って余計な装飾がほとんどないシンプルながらポップなデザインがとても好きで気に入っていました。しかしホンダがCVTを採用した初期の車で10万キロを超えたら発進時にクラッチが滑るようになり、そのうちナビも調子が悪くなってきたので使い続けるのを諦めました。営業車じゃなくて通勤に使うだけなら今でも使っていたと思います。

 で、車好きな私は普段から買いもしないのにネットでカーセンサーとかの中古車サイトを見ていたのですが、いよいよ買い換えることになって、より真剣に眺めまわすようになりました。条件はコンパクトで小回りが利きそうで、お客様を乗せられて見やすい位置にナビが付いているか付けられそうな事などです。仕事で使うので安くて程度が良くて実用的なのが良いのですが、そうは言っても自分の好みを満たす車で毎日気分よく仕事ができればと思いました。

 そして決めたのがシトロエンの2代目のC3という車です。

 

 

トヨタのヤリスとかフォルクスワーゲンのポロなどと同じくらいの大きさです。お客様を乗せるにはもっと大きいほうが良かったのですが決め手になったのはシトロエン独自の「ゼニスウインドウ」で、これはフロントウインドウが天井まで伸びて運転席の頭上を覆っている窓です。よくあるグラスルーフと違ってつなぎ目がなく前面から頭上まで巨大なガラスで覆われています。私が初めて買った車がトヨタのセラというガルウイングドアでサイドウインドウが頭上までつながった車でした。ホンダH-RVもフロントウィンドウがワイドで視界が良かったですが、こういう外の景色を楽しめてデザインが宇宙船みたいな車が好きなのです。そしてH-RVは角ばったデザインでしたが今回はコロンとした丸っこいデザインがペットのようにかわいくて気に入っています。C3のナビ付きで普通のトルコンATの前期型に絞って探していたら4万キロで39万円なんてのが埼玉の中古車屋にあって、見に行ったらその場で決めてしまいました。色が赤で女子力高めな感じでしたが、まぁいいやって思いました。

 

 

 使い始めるとラジオの感度が悪かったりベストなドライビングポジションが取りにくかったり小物入れが全然なくて苦労したりしますが、やはりゼニスウインドウは最高です。晴れた日は暑くてまぶしいのですが雨の日や夕方から夜にかけた時間帯など今まで見慣れた景色でも感動的でダイナミックな景色に変え、初めて車を運転した頃を思い出させます。8年落ちのフランス車なので壊れやすそうで心配ですが、現行型のC3はゼニスウィンドウをやめてしまい、他社もこんなの作らない唯一無二の車なので大切に長く乗っていきたいと思います。

 

CITROEN 公式サイト(画像をお借りしました)