2021年12月号 社長ハロー通信より

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更新日:2022/07/01

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社長の田嶋崇之です

ゆく年くる年

 今年も早いもので年末が来てしまいました。昨年来、猛威を振るっているコロナ禍は我が国において現状でだいぶ落ち着いた状態となってきましたが、一転して海外に目を向けると近隣の韓国やロシアをはじめヨーロッパなどで依然として猛威を振るっているようで、まだまだ油断できない状況だと言えます。

 当社では住宅ローンを利用して不動産を購入された方を対象に、確定申告に向けて毎年1月に「住宅ローン控除セミナー」を開催しており今年も準備をしていました。これは当社顧問税理士事務所の協力を得て、その場で確定申告の書類を下書きしていくもので大変好評を頂いているセミナーです。それが今年は1月早々に緊急事態宣言が発令され、やむを得ず中止とさせていただきました。来年に関しては、現状はコロナ禍がかなり落ち着いた状況ですが、必ずしも感染状況が楽観視できるものと言い切れないので、皆様にお集まりいただいてのセミナーは中止とさせていただきます。ただ私たちは毎年セミナーを開催して書類の書き方は大体わかるのでイマイチよく分からない方は個別にご相談に乗りますので、お気軽にご連絡ください。

 このハロー通信もコロナ渦を受けて以前は毎月発行して皆様にお送りさせて頂いていたのを今は隔月としています。これを読む皆様もそれぞれの仕事や日常生活の在り方がコロナ禍の影響で大きく見直されている方が少なくないと思います。コロナ禍が急拡大した当初、多くの企業でテレワークが導入され、その後落ち着いてきましたが、直近でもオフィスワーカーの2割近くがテレワークで働いているとの事です。これはコロナ禍以前から働き方改革や企業の生産性向上の一環としてテレワークが推奨されていたのが定着したもので、このままコロナ禍が終息しても続くのではないかと思います。

そして日本だけでなく世界中が今まさにこのコロナ禍の中で「守るべきものは守り、変えるべきものは変える」努力をしている最中なのだと思います。その過程では少なからずハレーションも起こり、現にそれぞれの現場で苦労されているのではないかと思います。しかしこれはコロナ禍があってもなくても、いずれ通るべき道だったと考えます。何を守るべきで、何を変えるべきか、これはそれぞれの立ち位置や向かう方向性で違い、それによる軋轢は人類が進化して社会を形成し始めてからずっと続いてきて、これからもずっと続くのだと思います。今回のコロナ禍で潜在的に抱えていた問題が顕在化され、それぞれうまく対応出来たり出来なかったり、様々だと思います。身近な小さな事もあれば、その延長線上には国と国とが対立する大きな課題もあり、これらはコロナと直接関係なくても事の本質は同じなのだと思います。その意味で今回のコロナ禍は多くの人が気付きを得たり、変わるきっかけになったりしているのではないかと思います。

まもなく2021年が終わり2022年を迎えます。今から100年前の1920年代は2度の世界大戦の狭間で、つかの間の平和と繁栄が繰り広げられた時代でした。私たちがこの世からいなくなって100年後の世界から今を振り返ったときに、2020年代からその後ずっと世界が平和で豊かであり続けていたと思われるよう、今を生きる私たちが未来の礎になるべく、来年も頑張りたいと思います。