2020年2月号 社長ハロー通信より

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更新日:2020/03/03

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社長の田嶋崇之です

車の話

 

 2020年もあっという間に1月が過ぎてしまいました。先ほど郵便局へ行ったら窓口のポップに「昭和29年生まれの方は年金受給が始まります」みたいなことが書いてありました。昭和48年生まれの私はあと20年もしないで年金受給が始まるのかと思うと、なんだかもやもやした気分になってしまいます。今の勢いだと人生あっという間に終わっちゃいそうで、あの世に向かって全力疾走しているんじゃないかと思ってしまいますが、それだけ充実した毎日を送っていると思えば、あの世に向かって全力疾走も悪くない気がしてきます。で、締め切り間際の今月は記事を書きやすい車の話を書こうと思います。車に興味のない方は飛ばしちゃってください。

 私は今の不動産業の前、小田原に戻るまでは議員秘書をやったりしてましたが、その前は自動車販売会社で営業をしていました。学生の頃から車やバイクが好きで、その会社は中古車がメインですが、車もバイクも国産も外車も、中古も新車も扱うような大きな会社なので入社しました。当時すでに東証二部上場の大きな会社でしたが、今から20年以上前の中古車屋の営業なので、月末になると所長が金属バットを握りしめてピリピリしていたりして、今なら完全アウトな職場環境でした。しかし仲間はみな車好きで仕事の後に走りに行ったり、先輩から修復歴の見分け方を教えてもらったりして、楽しい思いもたくさんしました。当然、乗る機会も多く今でも印象に残っている車がたくさんあります。

 分かりやすく印象深いといえばスカイラインGT-RやホンダNSXが入庫したときです。当時はR34スカイラインが販売されていた時期で近年、海外でもGT-Rは人気ですが当時も圧倒的な存在感でした。ただ、私は展示場で少し動かしたくらいでまともに運転したことはありません。運転して印象的だったのはホンダプレリュードのVTECエンジン、アイルトン・セナがCMをやった4代目モデルです。とにかくエンジンがどこまでも回る感じでアクセルを踏めば踏んだだけ加速して運転が気持ちよく、やっぱターボよりNAだなと思いました。三菱GTOなんかも印象的で3リッターNAでしたが、当時1.5リッターのトヨタセラに乗っていた私には加速も鋭くアメ車みたいで印象的でした。エンジンのフィーリングだとマツダセンティアを納車しに行ったとき、パーシャルスロットルからアクセルを踏み込んだ時の滑らかさは印象的で6気筒エンジンは違うと思いました。6気筒と言えば量販車世界最小1.6リッターV6が三菱ミラージュとランサーに積まれて、車庫入れだけしましたが滑らかさに感動しました。その後BMWの初代320に乗ったことがあり、V6より回転バランスが良い直列6気筒で特にBMWはシルキーシックスなんて言われていたので期待しましたが、操作系も含めて重たい印象しか残りませんでした。調子が悪かったのかもしれません。エンジンで言うとトヨタは日常領域の滑らかさ、静かさが印象的で、街中を走る程度なら4気筒で他社の6気筒モデルに遜色のないレベルです。ただ高回転まで回すとホンダVTECの真逆であまり気持ちの良いものではありませんでした。エンジンのフィーリングではないですが日産の初代プリメーラを高速に乗って回送した時は路面に張り付くような走りが印象的でした。当時の日産は90年代に技術で世界一を目指す「901運動」を展開していて、プリメーラの高速安定性はその成果だと言われています。変わり種で印象深かったのは三菱デボネアやフェスティバGT-Aなんか扱いましたが、スバルアルシオーネSVXなんか宇宙船みたいで今見てもカッコ良いと思います。あとはS13・S14シルビアとかアコードワゴンとかハイラックスサーフとかC-RVなど当時の定番の車もあって、90年代は魅力的な時代でした。