皆様にハロー通信が届くのはまだ12月の頃かと思われますが、少しばかり早い新年のご挨拶をさせて頂きたいと思います。
本年もつたないながらハロー通信を地道にしたため、発信してまいりますので何卒宜しくお願い申し上げます。
【“鍋”に入れば、全て「鍋」】
ついにまた1月となりました。人生で30回目の1月を迎えることなります。季節は延々と繰り返すので失念しやすいのですが、人生における時間という資源は有限です。どれだけ何も無い1日でも、昨日と全く同じ1日は来ません。オンリーワンです。それを踏まえ、今年は前年以上に1日1日を大切に過ごし、毎日楽しい日々を送れるようにしたいと思います。
さて、やっぱり寒い冬は暖かいお料理が食べたくなりますよね。
冬の定番は、おでんや肉まんなどでしょうか。この二つはコンビニでお手軽に買えてとてもありがたいです。特に肉まんは、寒い夜の帰り道に食べながら歩くと、そこはかとない情緒を感じます。石橋はその二つももちろん好きなのですが、冬でないと出来ない「鍋」がとても大~好きです。テーブルの上にカセットコンロを置いて、鍋でぐつぐつと具材を煮・・・・・・あ!最近だと、もしかしてIH(電気)の方が主流なのでしょうか、ジェネレーションギャップというものを少なからず感じてしまいますね。
石橋家ではカセットコンロがまだまだ現役で、上に網を置いて餅やら干し芋やら色々焼いて食べます。
最近はみかんも焼いて食べます。
…..少々脱線してしまいましたが、冬の鍋は最高です。特に温かいお野菜、素敵です。生野菜のサラダは、もういい大人なので健康上の理由で食べますが、温野菜は趣味の領域です。今の季節ですと、茹でたカリフラワーに醤油とマヨネーズを付けて食べる・・・・・というのが、すごく美味しいです。では、鍋の魅力と言いますと、温野菜以外にも、お肉が美味しい。
そう、お肉はメインですから当然美味しいです。牛肉でしゃぶしゃぶなんて、高級ですし、豚肉は定番で美味しい。(石橋は根っからの小市民なので実は豚肉のが好きです)そして鶏肉の肉団子は、一から作るのは大変手間がかかりますが、労力に見合った美味しさです。
最近は普通に鶏肉を水炊きにするのもシンプルで美味しいのではまっています。
味はもちろんですが、鍋の魅力はそれだけではありません。料理のしやすさ、などもあると思います。
ざっくり言うと食べる人が食べる時に料理をするようなもの。しかも、お湯に入れればオッケー。事前に準備する具材にもよりますが、全家族分の料理を作って、並べて~~という手間が幾分省けます。
・・・・・・問題は、あれですよね。お鍋ってやっぱり具材が多いほど、具材の質が高いほどリッチでゴージャス感が増しますよね。お肉は絶対牛肉。それも国産にするとか、鱈も貝も牡蠣も蟹も入れたい、なんてことになったら、それはもう大変な事になります。お出汁も。お財布も。
そういう訳だから、いくら恋しくてもしょっちゅう鍋をすることは出来ない・・・悲しい・・・と、前年まで思っていました。が、そろそろ人生経験も積み重なってきた三十路の冬。とあることに気づきます。そもそも自分は鍋を神格化し過ぎているのでは?という点に。古き良き昭和の食卓のすき焼き並みに神聖視し、それこそ給料日やら誕生日のパーティ飯くらいに思っていることに。
ここでいったん頭を冷やし、冷静になって考えてみました。鍋の境界線とは一体なんだろう。
決まった具材を入れて豪勢にしないと鍋として認められないんだろうか。
鍋を鍋だと決めるのは、他人ではなく、それを食べる自分自身なのでは?という脳内会議を繰り広げた結果、私はついに結論に到達しました。
「とりあえずどの食材でも鍋に入れて茹でて、それにポン酢付けて食べればそれはもう全て鍋」(この世には闇鍋とかいう無差別自由ジャンルもありますし)という訳で今回の冬は、とにかくお金を掛けない方法で沢山鍋を食べたいです。
そこで、色々検索した結果たどり着いたのが「ミルフィーユ鍋」です。(写真参照)
シンプルに白菜と豚肉のみを、なんだかお花っぽく可憐に白菜や豚肉を重ねて鍋に入れたものです。
いやぁ、見た目がなんだか洒落ていますね。具材は2種類しか入っていないのに、視覚的要素のポイントが高いのか幾分ごまかされています。白菜にはそもそも水分が沢山含まれているので、様子を見ながらお湯を足しつつ火にかけていきます。うんうん。そして煮えたら、お気に入りのポン酢に付けて・・・・・・ご賞味!!
・・・普通に美味しい。温かい白菜とお肉をポン酢に付けて、ずっと食べているだけで幸せです。多少物足りなさはありますが、お腹がたまってくると気にならなくなります。そうか、鍋ってそんなにお金をかけなくても、手軽に味わえるのか・・・。でも単純に鍋が好きですから鱈とか椎茸とかお豆腐とか具材もりもり沢山の鍋も食べたいので、それはそれでお給料日の後にでも計画しようと思います。