2024年冬号 No.201 スタッフ中原ハロー通信より

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こんにちは。スタッフの中原です。

歳を取るごとに、年々一年が早く感じます。これはまさに、『ジャネーの法則』というものでしょうか。何だか寂しい気もします。笑

話しは変わりますが、「食事はまず目で楽しむもの」とよく耳にします。同じ料理でも、器やその場所の雰囲気が違うだけで、全く違う味に感じてしまうことがあります。味や栄養バランスは勿論のことですが、「食事を目で楽しむ」「季節に合わせて器を楽しむ」ということもまた食事を楽しむひとつじゃないかなと思っています。

3年前亡くなった母の趣味は陶磁器集めでした。食器や花器等を求め、鎌倉にある陶磁器専門店巡りをしたり、全国各地の陶磁器が取り揃えられている、小田原市堀之内にある専門店へ行っては購入し、大好きな物に囲まれて毎日を楽しむ母でした。わたしが小さい頃からそんな環境の中育ってきたせいか、年齢を重ねる毎にやはり母と同じように、陶磁器にとても強く興味が湧いてきています。

そして「食事を目で楽しむ」、これは母もよく言っていた言葉でもあります。とはいえ料理の腕が追い付かずごくごく一般的な家庭料理しか作れませんが、お料理を器に盛り付ける時、色や形や深さ等器選びから始まり、キレイな魅せ方を考えながら盛り付ける時の自己満の世界をめちゃめちゃ楽しんでいます。考えたわりに、出来上がりは毎回いたって普通です。笑

そんなこんなで、母の形見は宝石ではなく陶磁器でした。笑 

母が亡くなった後、屋根裏収納を片付けていた時に発見した陶器の数々に父とビックリした事を覚えています。「また買ったの?」と言われたくなくて、隠していたのかもしれません。

母が集めた陶磁器を大切にとっておくのではなく、大切に使った方が喜ぶと思い、友人達と家のみの際など大活躍してくれています。

時間に余裕ができた際には陶芸教室に通い、いつか自分が作りたい器を作れるようになれたら、食事やお酒と器も楽しみながら、友人達と家のみの時間を過ごせたらいいなというのが、わたしの夢です。2024年こそ念願が叶えばいいのですが、どうでしょうか、、、。笑

「食事を目で楽しむ」「季節に合わせて器を楽しむ」には、心に余裕を持ち、丁寧な生活を送れるように心掛けていきたいと思います。

 

引き続き、2024年も宜しくお願い申し上げます。