お元気ですか 田嶋昇です。
「年賀状」
新聞やテレビによると年賀ハガキの売れ行きが最盛期に比べて随分下がっているそうです。
メールとかスマホとか、お互いのコミュニケーションが手軽になり、特に若い人達には年賀状を出す習慣が無くなって来たのかもしれません。
又、年配者でも最近「年賀状の終活」とか言われているようです。
テレビや新聞でも、「年賀状のやり取りの上手な切り上げ方」などの特集を組んでいました。
実際私も毎年何人かの友人から「来年から賀状を失礼したい」との添え書付きの年賀状を頂いたりします。
こちらから年賀状を出しても、相手から年賀状が返って来ない。それが2、3年続くと、相手も「賀状のやり取り」が苦痛になっているかなと、 こちらからの年賀状も取りやめるようにしています。
そんな訳で、私も最盛期に比べると随分減って来ましたが、それでも毎年150通位の年賀状を出しています。
年賀状は私と家内と連名で作って共用しています。
内容は賀詞に加えて私や家内の近況を少し書いて年賀はがきに印刷し、それに付け加えて相手に合わせて一筆書き添えしています。
年賀状は、簡単に言えば特別な用件もなくただご機嫌伺いだけのハガキの遣り取りですので、不要といえば不要かもしれません。
しかし歳のはじめの元旦を特別な日とする日本人からすれば、気持ちに余裕を持ってする良い風習ではないかとも思っています。
年に一度も会う事が無く、ただ年賀状のやり取りだけの人も大勢いますが、それでも、顔を思い浮かべながら「元気かなあ!今どうしているのかなあ!」と考えるのも、お正月元旦の楽しみのひと時です。
私も歳をとりましたが、年賀状のやり取りは楽しみながら、なるべく長く続けていきたいと思っています。
仕事の方はまだ現役でやってはいますが、会社の責任を息子に渡してしまったし、私の方は気持ちも楽になり時間も余裕がつくようになりました。
そんな訳で、今年は長い間年賀状だけの付き合いの友人に実際に会いに行き、旧交を温めたいと考えています。
大学時代の友人のT君は新潟在住で卒業後55年位一度も会っていないのですが、年賀状は毎年欠かさずやりとりしていました。
最近は、お互いに齢もとったし一度お会いしたいねと書いておいたら、彼から連絡が入り、春になって暖かくなったらという事になりました。
私が新潟まで会いにいくことにしました。お互いに顔がわかるか少し心配ですが、55年ぶりに会えるのを楽しみにしています。